アラスカからキャンピングカーで旅を続けてきた我が家。本来は、中米・パナマまで陸路で南下する予定でしたが、ニカラグア、コスタリカ間の国境(陸路のみ)がコロナパンデミック以降閉鎖しているため、陸路での越境は厳しいと判断し、メキシコ・Veracruzからコロンビア・Cartagenaまでキャンピングカーを船で送ることにしました。これまでメキシコのバハカリフォルニアからメキシコ本土へ船で渡ったことはありましたが、国・大陸を越えての輸送は初めての経験!申し込み〜受け取りまで約3週間を要しました。
今回は、キャンピングカー輸送の一部始終を数回に分けて詳しくお伝えします。海外で車旅をしてみたい!!という方の参考になれば幸いです。
『Cevertam』というエージェントにお願いしました。Webでやり取りする『IVSS』を使っているOverlanderもいましたが、対面で依頼したかったため事務所がベラクルスにあるエージェントを選択しました。英語も通じるし、対応は良かったです。港のスタッフは、スペイン語オンリーのため、個人でのやり取りは困難。英語圏の人でもほとんどがエージェントを通していました。ioverlanderアプリにもシッピング情報が詳しく載っていますので見てみてください。
出港日の最低1週間〜10日前までには、エージェントに申し込みが必要。出港日は、事前にエージェントにメールで問い合わせできます。支払いは、現金のみ(クレジット不可)だったため、何度もATMに通いました…結構な大金なので、お金を準備する期間を考えて早めにエージェントに行った方が良いです。(他のエージェントのクレジット可・不可は分かりません)
※ 貨物船利用により輸送できるのはキャンピングカーのみ。別途航空券を取る必要があります。
- パスポート
- 免許証・国際免許証
- Certificate of title(車の所有者証明書)
- TIP(Temporary Vehicle Importation Permit)書類
- 観光ビザ書類
- 海外旅行保険証書
手続き中は、いつでも対応できるように近くのキャンプ場に滞在。車・キャンパー内に、液体物・食べ物は積載不可だったため、大量にあった食べ物をひたすら消費する日々(笑)他には、プロパンガスを空にするよう言われました。
キャンピングカーから離れる前日、長男が7歳の誕生日を迎えました!世界旅に出て2回目の誕生日。昨年も今年もメキシコで祝うことになるとは思いもしませんでした。昨年はサンクリで盛大に祝ってもらった事を思い出します。今年は、車をコロンビアへ送る手続きでバタバタしていて、その前日が誕生日だったため、盛大には祝えませんでしたが、家族4人お寿司とケーキでお祝いしました。
↓6歳誕生日の記事はこちら
相変わらずオープンマインドで心の優しい長男。異国の環境でも物怖じすることなく、楽しそうに遊ぶ姿は、我が子ながら誇らしく思います。お手伝いも進んでやってくれるようになり、世界を一緒に旅する一員として頼もしい存在になりつつあります。最近は格段に親と過ごす時間が減ってきて、1人で考え行動することも増えてきて、これからの成長が楽しみでなりません。
1月末、長男の歯がやっと抜けました。赤ちゃんの時に、乳歯が生えてきた時の感動を思い出し、あれから6〜7年も経ったのかと成長の節目を感じ、ほろり涙が(泣)その姿を見て、長男ももらい泣き。とにかくここまで大きな怪我・病気なく成長してくれたことが何より嬉しいです。いつも笑顔と幸せをありがとう〜♡本当におめでとう!!
出港日は2月6日でしたが、出港前に港へ二度出向きました。1回目(1月29日)は、入国時に支払った車両登録デポジットの返金手続きのため、銀行へ行きTIP(Temporary Vehicle Importation Permit)を解除。その後、ベラクルス港へ。関係者以外立ち入り禁止エリアのため、行ったのはエージェントスタッフと夫のみ。書類を提出し、鍵と共にキャンピングカーを港へ預けました。すべてエージェントがやってくれるので、ついて行っただけだったそうw 車を預けたあとは、手続きが完了するまでAirbnbに滞在していました。
日本人の感覚では信じられませんが、移動中の船内は盗難被害が大きな問題となっています。以前同じようにバンで旅していた友人カップルは、盗難を避けるため運転席と後部座席の間に頑丈なボードを作ったにも関わらず、バン内を荒らされ物を盗まれたそうです…。車に貴重品は置かないようにし、自転車4台もキャンパー内に収納。電子機器類は、すべて手荷物にしました。
大型トラックに囲まれて、完全に我が家のキャンピングカーは浮いていたらしい…(笑)
2回目(2月3日)は、キャンパー内の荷物検査。キャンパーにある荷物をすべて外へ出し、麻薬犬が我が家のキャンパーに入りました(笑)
食べ物・液体などすべてキャンパー内に持ち込み禁止と言われていたので、どこまで厳しくチェックされるのか心配していましたが…ほとんどチェックされず(笑)
これにてシッピング手続き完了〜!旅の相棒との別れは寂しいけれど、無事にコロンビアで受け取れますように。ついについに南米大陸が見えてきた〜!!
- 海上輸送代
- 港使用料
- エージェント手数料(書類作成等)
Total 54,000ペソ(約297,000円)でした。
※メキシコ1ペソ=5.5円
かなり大金かかりました。いや〜この出費は痛い。マイカーを南米へ送るメリットは計り知れませんが、それでも高い!この他にコロンビア側でも受け取り費用がかかりました。また、船内の保険料は含まれていないため、加入する場合は別途料金が加算されます。
夫婦対談で船の費用(ネタバレw)について話しました。こちらも併せてお楽しみ下さい。
キャンピングカー旅からしばしの間、子連れバックパッカーの旅!ベラクルスから長距離バスでメキシコシティーへ移動。子連れのため、荷物は最小限にしました。
知る人ぞ知る伝説の宿『ペンション あみーご』に一泊。コロナ禍で、長期滞在の日本人が沢山いて、色々情報交換できました。
コロンビア入国に際して、96時間以内のPCR検査陰性証明が必須条件となっていたため、PCR検査を受けられる場所を探すことに。友人から薬局で安く受けられたよと聞いたので、行ってみるもメキシコシティーの薬局は検査をやっていないとのこと…。病院は、1人15,000円前後と高額。どうしようかと話していたところ、あみーごで出会った旅人が、近くでコロナウィルスの無料検査所があり、早朝から並べば受けられるよと教えてくれ、翌日行ってみることに。夫が寒い中、早朝5時から整理券配布の列に並びました。検査を受けられたのが10時過ぎ。長時間本当にありがとう〜(泣)
結果は…全員陰性!!!
ひとまずホッと一安心。息子たちにとっては、初めての検査で『鼻グッサ!痛かった。』と涙目。心が痛むけど、入国するためには仕方ない…。早く検査不要になる日が来てほしいと切に願う。
メキシコシティーからカンクン・ボゴタを経由し、カルタヘナへ。
まさかこの後波乱が待ち受けているとは、この時は知る由もなかった…次回に続く。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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楽しみにしています
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