我が家が滞在中毎週通っているアンティグアで最大の市場・Mercado(メルカド)。スペイン語で市場のことを『Mercado』、スーパーは『Supermercado』と呼びます。大きな町には、大体どこにでもメルカドがあり、グアテマラ人の食卓を支えるなくてはならない存在。その国独特の食材や食文化を存分に感じることができるので、私も大好きな場所です。アンティグアのメルカドはかなり大きく、何でも揃う巨大市場。新鮮な野菜や果物・お肉・魚介類・穀物類・調味料・あらゆる日用品が所狭しと並んでいます。今日は、そんな巨大市場メルカドを詳しくご紹介したいと思います。
大通りからは、メルカドの入口が見えないので少し分かりづらいですが、赤茶の屋根瓦のお土産屋さんを進むと入口が見えてきます。
ここがメルカドの入口。入口からは想像できないほど広く、さながら中は迷路のような造り。
基本的に屋内のメルカドは毎日やっていますが、行くなら月・木・土曜日にやっている市場の日がおすすめ!この日は、近隣の村々から生産者が直接野菜を売りにくるため、野菜の新鮮度が違います。メルカドの駐車場で開かれる青空市場は、膨大な数のパラソルが軒を連ね、現地の人で大変な賑わいです。
沢山の人と盛り盛りの野菜たち。日本でも産直市場が好きでよく通っていたことを思い出す。
コロナ中の現在も、マスクをしている以外は、以前とあまり変わらず。メルカドで、ソーシャルディスタンスを保つのは至難の技です(笑)
青空市場から美しい山々も望めます。
日本にはない物凄い活気。カオス感が半端ないですが、現地人に混じりながら買い物するのがたまらなく楽しい〜♬
グアテマラは、量り売りが基本。Libra(リブラ)もしくはMedio(メディオ)で購入します。1リブラ約0.46kg、半分の場合はメディオ。大きい野菜や果物は一個単位。他の野菜も一個単位で買えますが、少し割高になるのでリブラで買うと良いです。『Una libra de tomate por favor(トマト1リブラください)』という感じでいつも買い物してますww
トロピカルフルーツも、安くて美味しいので行くたび必ず購入してます。
かぼちゃの隣にあるのは、Güisquil(またはChayote)と呼ばれるコロンと可愛らしい野菜。日本では見かけませんが、ハヤトウリの一種。煮込み料理で使われる中米では一般的な野菜です。珍しい食材に挑戦してみるのも、旅の楽しみの一つ。
1週間分の野菜をまとめ買い。こんなに買って55ケツァル(約825円)!机に乗り切らなかったので実際はもっとありますww 特に野菜・果物が安く、日本の1/3くらいの値段で購入できるのは嬉しい限り。家族4人1ヶ月分の食費約35,000円(お酒・お菓子込み)。逆にグアテマラは、輸入物がかなり高いため、その国で生産されているものや旬のものを買うようにしています。※1ケツァル=15円
グアテマラは花の生産が有名で、メルカドでは色とりどりの花も売られています。
お肉は、捌かれたリアルな状態で並べられています。しかも冷蔵ではなく常温、鶏肉はすべて骨付き。日本のように便利なカット済み・薄切り肉などはありません。日本でパック詰めのお肉に慣れていると、最初生々しさにびっくりしますが、実際はこちらが本来に近い姿。そして野菜もお肉も過剰包装が少ないのも良いところ。子どもと一緒に行ってみると、日本との違いや『命をいただく』ということを親子で体感できると思います。
豚の顔や足もそのまま陳列。顔はどうやって食べるんだろうか?リアル過ぎる…この光景はメキシコも同様でした。
市場の日は、メルカド屋内でも新鮮野菜を沢山持った売り子さんたちが練り歩いています。その日のうちに売りさばきたいのか安くしてくれます。
アンティグアは海岸沿いでないですが、魚介類もあり。土曜日が一番新鮮だそう。
搾りたてのオレンジジュースやココナッツジュースもあります。
穀物類・調味料など壁面ぎっしりに並ぶ。
スパイスも量り売り。リブラで買うと多いですが、1/4でも購入できます。
他にも、衣類・靴・文房具・日用品・ろうそく屋さんなどメルカドに来ればほぼ何でも揃います。
飲食エリアもあり、小さな食堂やお惣菜が並んでいて、庶民の味を楽しむこともできます。
コロナにより現在食堂は休業中。
以前食堂で食べたグアテマラ料理hilacha(イラーチャ)。細切りのお肉とじゃがいもが入ったトマトベースの煮込み料理。ご飯とトルティーヤ・レモネードが付いて15ケツァル(約225円)。優しい味で美味しかったです。行けなくなってしまったのが残念…
↓実際の買い物様子。動画も併せてお楽しみ下さい♬
スーパーよりも断然新鮮で、安く生鮮品が購入できるのはもちろんのこと、現地人に混じりながら、その国ならではのローカルな雰囲気・食文化を味わうことができるので、アンティグアに来たらぜひメルカドへも足を運んでみてください。
アンティグアには、いくつかスーパーがあり我が家が行っているのは『La bodegona 』という庶民的スーパー。グアテマラのスーパーは、入口にロッカーが設置されている所が多く、手荷物を預けてから買い物をします。
スーパーも量り売りが基本。
グアテマラは、中米を代表するコーヒー生産大国。私たちが滞在するアンティグアも生産地として有名です。グアテマラの地形や気候、豊富な雨量、火山灰の土壌がコーヒー栽培に適しているため、質の高いコーヒーができるそう。スーパーでも、高品質なコーヒーは、400gで54ケツァル(約810円)と価格が高め。滞在が長期化しているので、最近は安いものに切り替えました(笑)
お祝い事でも食されるグアテマラの伝統料理Pepián(ペピアン)。お肉と野菜、何種類ものスパイスやハーブが入った煮込み料理です。実際作るには数時間かかるそう。
スーパーにはグアテマラ料理が作れる粉末が沢山売っているので、手軽に作ってみたい方は、試してみると良いかもしれません。
グアテマラ人の主食と言えば、トルティーヤかお米。そこによく添えられているのがFrijoles(フリホーレス)という黒い豆。トルティーヤとフリホーレスは、日本人で言うとご飯と納豆のような存在。我が家も購入し、圧力鍋で柔らかく煮て食べています。
グアテマラで最も消費されているビール『gallo(ガヨ・ガジョ)』。なぜかニワトリww
買い物は週1回ですが、便利なのが街の至る所にあるトルティーヤ屋さん。トルティーヤや、野菜・卵なども置いているので、ちょっとした買い物にとても助かります。しかも家からすぐの場所にトルティーヤ屋さん・パン屋さんがあるので、いつでも焼き立てが買えるのもグッド♬
20枚で5ケツァル(約75円)。利益があるのか心配になってしまう安さ。メキシコよりグアテマラのトルティーヤは厚みがあるので、20枚もあれば家族全員お腹いっぱい。
焼き立てのトルティーヤに、フリホーレス・大豆ミート・サルサソース・アボカド・チーズを乗せてライムを一絞り。ランチにグアテマラ風タコスを作ってみました♡息子たちもお気に入りのメニューです。沢山作って翌日はタコライスにリメイク。
以上、アンティグアのメルカド・スーパー事情でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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待ってました。メルカドの様子がよーくわかります
新鮮フルーツ食べたいです
家族皆が食べやすいように工夫を凝らして、さすが料理上手のMimiちゃんですね
豚、鳥の顔を見慣れるには時間が必要ですが、食欲第一優先!
目で美味しくいただきました、ごちそうさまでした
梅雨明けして急に厳しい暑さになりました
いつも楽しみにブログを見ていただきありがとうございます♬温かいコメント励みになります(^^)アンティグアは、新鮮な野菜や果物が充実しているので、長期滞在するには本当に良かったです。キャンパーだとゆっくり調理ができませんが、今は広いキッチンがあるので今のうちに色々な料理に挑戦してみようと思います♬
日本は梅雨明けしたんですね。こちらのカラッとした気候に慣れてしまうと、日本の蒸し暑さが耐えられるか(笑)お身体に気を付けてお過ごし下さいね!