こんにちは!雲野ファミリーの母Mimiです。世界旅を始めて、約4年半が経ちました。我が家の息子たちは、5歳と2歳で旅立ち、現在は、長男が9歳(小学4年生)、次男が7歳(小学1年生)となりました。
日本の義務教育から離れ、世界旅をしながらの勉強は、日本では前例がなく、今まで沢山の苦労や葛藤がありました。夫婦関係の次に、世界旅で大変なことだったかもしれません(笑)今回は、我が家がどんな風に学習を進めているかを詳しくご紹介します。旅の期間や子どもの年齢によっても変わりますが、子連れ旅を考えている方、日本でホームスクーリングをしている方にも参考にしてもらえたら嬉しいです。
我が家の教育の中で一番素晴らしい学びを得ているのが世界旅。まさに地球が遊び場!学び場!!アメリカやヨーロッパでは、Worldschooling(ワールドスクーリング)と呼ばれ、長期で世界旅しているファミリーに沢山会いました。
このWorldschooling とHomeschoolingが我が家の教育です。世界中で出会った家族もWorldschoolingに、オンライン学習などのHomeschoolingを組み合わせながら旅をしている方がほとんどでした。
皆さんもありませんか?地理や世界史など学んだはずなのに、海外に行ったことがないから想像もつかないし、テストのための勉強になってしまい、ほとんど記憶にも残っていないということ…
世界旅は、机上の勉強では学べない、生きた学びや体験が溢れています。人種や文化の違い、歴史的な場所など自分の目で見て感じ、自ら体験することでより記憶にも残りやすいのは、Worldschoolingのメリット!長男は、歴史や戦争、自然環境など様々なことに対してなぜ?どうして?と興味を持ち始める年齢になってきたので、学習+体験がより深い学びとなっています。
世界中を旅することで、遠い存在だった国がグッと身近になり、家族で世界のことについて話す機会が格段に増えました。
世界を通して、その国の文化だけでなく、多様性を学んだり、社会問題や環境問題も見えてきます。またニュースや一般的な歴史背景だけを鵜呑みにするのではなく、裏側があることも子どもに分かるように話すこともあります。物事を多角的に捉えるクリティカルシンキングも大切。世界旅で培った力は、今後を生き抜く力になると感じています。
長期でなくても、短期で海外へ訪れるのも良い学びになりますし、子どもと日本を旅しながら学習に繋げていくのも良いと思います。我が家も世界一周が終わったら、子どもとじっくり日本を回りたいなと思っています。
現地で学ぶ以外にもネットで検索すれば、無限に情報が出てきますし、YouTubeも世界の学習の際に、利用しています。おすすめは、中田敦彦のYouTube大学やコアラ先生。小学生2〜3年生くらいから少しずつ歴史を理解するようになってきました。
調べてみると、私たち親も知らないことだらけ!親子で良い学びになっています。子どもが好きなことや興味あることをより深く学べること、競争や比較がないのは、この教育の良さだと思っています。
WorldschoolingのFacebookグループがあり、実際に実践している世界中の方と情報交換することもできます。興味がある方は、Worldschoolersで検索してみて下さい。
ここからは、我が家のHomeschooling(以下、ホムスク)について。
ひらがな、カタカタ、漢字は日本から持ってきた参考書を使っています。学校だと、一律に文字の練習を始めますが、我が家は長男の興味が出るまで待ち、小学1年生の冬頃からひらがなを始めました。無料で学習教材がプリントできるちびむすドリルも使用しています。
日本にいると、どこに行っても日本語に溢れていますが、海外だと家族で会話する以外は、日本語が必要ないため、本人が文字の必要性を感じず、特に漢字はモチベーションを保つのが大変…ただ文字を書くだけではつまらないので、少しでも楽しく文字が覚えられたらと思い、好きなマンガや本を読んだり、日記も取り入れています。メールでのやり取りも楽しく文字に慣れることができるのでやっています。
旅中は、紙の本は手に入らないので我が家はKindle派!AmazonのKindle Unlimitedにも加入してます。
12月1日までKindle Unlimitedが3ヶ月99円のキャンペーンをやっています。この機会にぜひ!
Kindle Unlimitedの無料体験はこちら!※過去12カ月以内にKindle Unlimitedの無料体験やキャンペーンを利用していない人が対象。既存の会員は対象外。
Unlimitedで無料で読める10歳までに読みたい世界の名作シリーズはおすすめ!長男が気に入って夢中で読んでいました。
アウシュビッツ強制収容所に行く前に家族で読んだアンネの日記。歴史背景や描写も分かりやすかったのでぜひ。
算数も基本的には、参考書・ちびむすドリルで勉強しています。楽しくやる工夫として、買い物や為替から計算を学んだり、料理をしながら量の単位を学んだり、実生活に使えるように教えています。計算は好きなようで進んでやっています。
親子だけで勉強していくと、馴れ合いになってしまうし、親の負担も大きいので、オンライン教材を併用するのはおすすめです。オンラインで受講できる教材であれば、世界中どこにいても日本と同じ教育が受けられます。
我が家は、長男が小学4年生からオンライン教材を使い始めましたが、正直もっと早くから取り入れればよかったと感じています。ホムスクってすべて親が教えようとすると負担が大き過ぎる(笑)我が家は、友人の勧めもあり、進研ゼミのチャレンジタッチを使い始めました。
チャレンジタッチの良いところは、音声とアニメーション付きで解説が分かりやすい。国語と算数は、学年に関係なく自分に合ったレベルから開始できること。そして良かったのが学びライブラリーと呼ばれる電子図書館のサービスがあり、約1000冊の電子書籍を自由に読むことができます。世界旅中は、なかなか日本語の本が手に入らないので、助かりました。他にも英語やプログラミングも学ぶことができます。タブレット代金もかからないのが良いところ。
ただほとんどの学習は、Wi-Fi環境が必要なため、キャンピングカーで旅をしていて、Wi-Fi環境が不安定なことがよくあり、学習が進まないことはデメリットでした。オフラインでもできるダウンロードの機能がもっと充実していると良いと感じました。また漢字練習は、チャレンジタッチだけでは不十分なため、ドリルを併用した方が良いです。Wi-Fi環境が問題なければ、コスパの良い教材だと感じます。
チャレンジタッチのリンクはこちら↓資料請求できます。12月25日までに入会の方限定で1,500円オフの冬割キャンペーン実施中。
長男が現在小学4年生。親子でやる難しさを感じているため、他のオンライン教材も今後検討中です。
①リクルートが運営するスタディサプリ
プロの講師による映像授業が全科目4万本受け放題のスタディサプリ!1回15分の神授業と確認ドリルがあり、隙間時間にもできるし、1ヶ月2,178円と良心的な価格。まずは無料体験を試してみようと思っています。
無料体験が2週間もできるのはすごい!リンクはこちら↓
②タブレット1台ですべての学びが完結!スマイルゼミ
チャレンジタッチに内容は似ており、同じタブレット学習のスマイルゼミ。月会費は、こちらの方が安いですが、タブレット料金が別途かかります。
こちらも2週間お試しできます(全額返金保証)。リンクはこちら↓
長く旅していると、英語話せるでしょ?とよく言われますが、世界一周したからと言って、語学が伸びるわけではありません。なぜなら、家族で旅しているため、ほとんどが日本語環境だからです。ただ語学力が伸びなくても、順応性やコミュニケーション能力という点では、旅を通して上がるため、語学力を伸ばす上での土台は作れていると感じています。子どもは吸収が早いので、中南米では、一時期リスニング・スピーキング共にスペイン語が伸びましたが、使わないとあっという間に忘れてしまうもの。大人も然り。
現在滞在しているNYで、長男が小学校に2ヶ月入学しましたが、この短期間にリスニング・スピーキング共に向上しましたが、やはり継続が大切だと感じます。語学を伸ばしたいなら、1カ所に定住し、現地の学校に行ったほうが習得は断然早いです。
アルファベットやフォニックスを学ぶのによく聞いているYouTubeの Jack Hartmann Kids Music Channel。ジャックおじさんが歌うメロディが軽快で子どもも好きです。
無料で使える英語学習アプリKhan Academy Kids。こちらもおすすめ!
他には、オンライン英会話のネイティブキャンプもおすすめ!世界旅中に長男と親子でレッスンを受けていました。24時間365日回数無制限でレッスンを受けられます。受け放題で月額6,480円。しかもネイティブキャンプが良いのは、ファミリープランがあり、2人目はなんと月額1,980円で受けられます!親も一緒に取り組む姿を見せるのは、子どもに良い刺激となるはず!英語は勉強ではなく、コミュニケーションなので、会話に慣れるにはオンライン英会話はおすすめです。そして、アプリが秀逸で使いやすく、教材も充実しているのも良かったです。
7日間無料体験できます!11月30日までにお申し込みの方は、Amazonギフト券5,000円をプレゼント中。この機会にぜひ!リンクはこちら↓
ホムスクの大変だと思うところは、親と子どもの近過ぎる関係性。先生から教われば素直に聞くことも、親から教わると素直に聞けないなど、どこの家庭にもあることですが、親が子どもに教える難しさを感じています。
また、決まった時間に行き、カリキュラムがある学校と違い、時間もやる内容もすべて自分たちで決めなければならないので、スケジュール管理も難しいと感じました。特に我が家は次男もいるので、勉強を邪魔して集中できないこともあるため、早めに起きて朝に勉強したり、カフェや図書館で勉強したりと工夫しています。
その他には、夫婦で協力し合うことも大切です。我が家は、勉強に関して夫婦で考え方が違い、最初の2年は読み書き計算を私1人で教えていて、正直大変でした。世界旅に出る前に、教育方針や勉強の進め方などを夫婦でよく話し合っておくと良いと思います。
旅をしながらの学習は、思い通りにいかず、どうやって進めていけばいいのか試行錯誤の日々でした。iPadで延々マイクラやYouTubeを見てた…(笑)なんて日もざらにあるし、漢字も同じ学年の子に比べたら進んでいません。気分が乗らなくて勉強をやらない日ももちろんあるし、これで大丈夫だろうかと思ったことが何度あったことか(笑)どんな教育にもメリット・デメリットがあるのだと思います。
でも、勉強以外に学んだことが計り知れないほどあります。ここ1年ほど前から、旅による息子たちの人間的な成長を感じ、この選択は間違っていなかったと思うようになりました。
最後に、最近感動した完全無農薬無肥料のりんご栽培に成功した『奇跡のりんご』の著者・木村秋則さんの言葉を贈ります。
『1年目突然肥料をやめたら、前年度の養分が残っているから、わりと作物ができるんです。ところが2年、3年というと、養分がだんだんなくなっていくから、出来なくなるんですよ。あぁ、やっぱり無理だと誰でもそう思います。
それを我慢して4年、5年と続ければ本当か?という姿に変わっていくわけです。ですので、自然栽培は遅いということを分かってください。
それは全然休んでいるんではない。肥料がないから休んでいるんではなくて自分が子孫を残すために何が大事か?それは根が大事なんです。先に目に見えないところにある根を大きくしていくんです。
そして十分大きくなったら初めて地上部に顔を出してどんどんどんどん生育するんです。』
この言葉を聞いて、子どもの成長もそうだと感じました。人間においても、太くしっかり根を張ることが大事。子どもの成長は長い目で見ないと分かりません。今後も子どもを信じ、焦らずじっくり寄り添っていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Mr.雲野のツイートをよく拝見して楽しませてもらっています♪
今回の「我が家の教育」だけでなく、他の事柄についても整然と記されているMs.Mimiに感嘆です!
旅の様子などから、慎重派⁉の面といい意味でのB型タイプの気質を併せ持つ、とても魅力的な人物像をイメージしました☆
お子さまの教育に関しては、様々な知識の吸収はもちろん、自分の考えや思っていることを“表現する力”が大切になると思います。
大人もそうですが、子どもはとくに頭の中にある内容とそれを言葉にする際の不一致感が大きなストレスとなってしまいます。
言いたい内容を100%表すことは外国語の翻訳と同じく難しいことですが、練習次第で向上します。
表現力を磨く為には、なんといっても文章を書くことです。
文章にするには、頭の中に浮かんでいることをまとめ、起承転結を考えなければなりません。
これは最高の脳トレ!&知識の定着にもプラス♪
親子通信・交換日記的な文章の記録は、成長の過程、想い出としてもおすすめデス☆
メッセージいただきありがとうございます!温かいお言葉嬉しいです。文章からB型だと言われたのは初めてでびっくりしました(笑)
表現力大切ですね!長男は、言葉では話す内容と文章で書く内容に差があり、文章を書くのは苦労しています。交換日記懐かしい〜いいですね!早速新しいノートを買い、長男とやってみようと思います♬亀の歩みのようなブログですが、これからも熱量込めて書いていきたいので、今後とも応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました!
人は人生の有限性に気づいたとき、生き方が変わる
「世界一周のきっかけ」の記事も読みました。
柔和な笑顔からは想像つかないような行動力と思い切りのよさ(!?)に、B型気質を感じます。
子どもの教育に関する思慮深さにも共感出来ました。
文章を書くことはとてもメリットのあることですが、親心のあまり、強制的になるのは避けたいもの。
継続の秘訣は、書いてくれた文章を大袈裟なくらいに喜ぶこと。
子どもにとって最高のモチベーションは、お母さんの嬉しそうな顔。
どうぞ、思春期の頃にラブレターをもらった時のように喜んであげてくださいマセ☆
追記 雲野ファミリーを知るきっかけとなった“そたりお”(カッパドキアでのインタビュー)にとっても、素晴らしい先達となっていることでしょう☆
下記は“そたりお”が世界一周へ再出発する直前の
https://x.com/SGkomkom/status/1706992849093640353?s=20