世界一周準備~予防接種~

世界一周準備編。第3回目は予防接種についてです。予防接種は、保険外で自費となるため、一回に支払う額も高額となります。予防接種は何を受けたの?家族4人分のかかった費用は?今日は予防接種について、詳しく説明していきます。

注射が終わって満面の笑み!
予防接種の目的
予防接種は病気にかかる前に、ワクチンにより感染に対する免疫をつけ、病気の発症を予防したり、重症化を防ぐことを目的として行われる。

ワクチンには、大きく分けて「不活化ワクチン」と「生ワクチン」があります。

  • 不活化ワクチン:細菌やウィルスから、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して毒性を不活化したもの。接種間隔は6日以上
  • 生ワクチン:生きた細菌やウィルスの毒性を弱めたもの。接種間隔は、27日以上

詳しくは、厚生労働省検疫所のホームページをご参照ください。


まずは、病院探しですが、私たちはトラベルクリニックを選びました。海外渡航を専門に扱っているため、トラベルクリニックがおすすめです!渡航の半年前から、病院探しを始め、ワクチンを順番に受けていきました。家族4人分だと、まとめて予約を取るのが難しかったり、体調不良で接種が延期になる可能性もあるので、余裕をもって、ワクチンのスケジュールを立てたほうがよいかと思います。

国内トラベルクリニックのリストについては、日本渡航医学会のホームページをご参照ください。

実際に受けたワクチンは?
  • 夫:Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳)、A・B型肝炎混合、狂犬病、麻疹・風疹 ※黄熱は接種済み
  • 妻:Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳)、A型肝炎、狂犬病、麻疹・風疹、黄熱 ※B型肝炎は接種済み
  • 長男:狂犬病、黄熱
  • 次男:狂犬病、黄熱

子どもは、すでに乳児期から定期や任意で予防接種(麻疹・風疹、四種混合、日本脳炎、B型肝炎、水痘ワクチン)を受けているため、自費で改めて受けるものは少ないということが意外でした。また、A型肝炎は乳幼児が感染しても軽症で済むことが多いと医師から説明を受けたため、息子たちはワクチンを受けませんでした。何をどれだけ受けるかは、家庭によってそれぞれ考え方があると思うので、夫婦でよく話し合って、予算や渡航期間を検討しながら決めることが大切だと思います。

また、黄熱は予防接種証明書を携帯していないと入国できない国(アフリカ・南米の一部)や、複数の国を渡航する場合に予防接種証明書の提示を求められる国があります。黄熱のワクチンは、検疫所か指定の病院でしか受けることができません。検疫所は接種日が週1回と少なく、1ヶ月前から予約がとれますが、すぐ埋まってしまうため、ご注意を!


↑こちらが予防接種証明書(海外では、イエローカードと呼ばれています)

さて、黄熱の予約を取ろうと、検疫所に電話したところ、悲しい事実が発覚!

卵・鶏肉・ゼラチンアレルギーがある方は、接種が難しい。またはアナフィラキシーショックが起きた場合、緊急の対応ができないため、指定の病院で受診をするようにとのこと(>_<)指定の病院があるのは、全国で東京に2ヵ所のみ。次男は卵アレルギーがあるため、検疫所での接種ができず、指定の病院に行くこととなりました…特に卵白アレルギーは注意が必要とのこと。また、9ヶ月未満の乳児、授乳中・妊娠中の方も接種を控えた方がよいです。


ということで、東京まで遠征してきました!


息子たちを連れて2時間の電車移動はキツイ…

医師にお話を伺ったところ、次男は接種可能とのことでした。次男は、卵の加工品や完全に火の通ったものは少し食べられるようになっていたため、大丈夫との事でした。ほっと一安心。

では、重篤なアレルギーがあり、ワクチンを受けられない人はどうするの?


黄熱のワクチンを受けられないが、渡航に証明書が必要な場合、禁忌証明書(黄熱のワクチンを受けられないことを医学的に証明する書類)を発行してくれるそうです。なお、禁忌証明書を使って渡航する場合に注意点が2つ!

一回の渡航にのみ有効。また、禁忌証明書での入国が可能か、渡航予定国の大使館へ、ご自身で確認していただく必要があることの2点です

家族4人分の接種費用は一体いくら?

先に総額を発表します!

総額 286,915円

約30万円!!想像以上にかかりました…ワクチン代以外にも、初診料や再診料もばかになりません。通院した回数は、9回でした。お金だけでなく、スケジュール調整・体調管理も必要ですね。

<詳細>

  • 麻疹・風疹ワクチン 9,720×2人分=19,440円
  • T-dap 10,800×2人分=21,600円
  • 狂犬病ワクチン 12,960×4人分=51,840円 3回接種したため、155,200円
  • A型肝炎ワクチン 13,500円
  • A・B型肝炎混合ワクチン 14,580円 2回接種したため、29,160円
  • 初診料・再診料 38,295円
  • 黄熱証明書 3,240×3人分=9,720円

※黄熱は、研究対象のワクチン「スタマリル」を受けたため、ワクチン代はかかりませんでした。

以上が、予防接種についてです。想像以上に、費用も労力もかかるため、半年前ぐらいから動くことをおすすめします!また時間がない場合は、海外で受けることも可能です。私たちも追加の接種が間に合わなかったため、渡航後接種することになりました。

実は今、日本のある場所でworkawayに来ています!!


workaway先のカフェから見える景色
とにかく景色が素晴らしすぎる!!

初workawayの様子も今後詳しくお伝えしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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