子連れ海外旅行に役立つ救急セット

息子たち(6歳・3歳)を連れて、家族で世界一周の旅を始めて1年。今のところ大きな怪我や病気なく過ごせていることは有り難いことだと感じています。旅をする前は、夫は消防士として19年、私は看護師として7年医療現場に携わってきました。その経験も踏まえ、もしもの時に対応できるよう、オリジナル救急セットを作って日本から持っていきました。

慣れない旅先で言葉の壁がある中、薬局や病院を探したりするのは大変。救急セットがあれば、すぐに応急処置ができるので慌てずに済み、一度揃えておくと、旅行だけでなく登山やキャンプなどのアウトドアシーンでも使うことができます。ということで、今回は我が家の救急セットをご紹介したいと思います。子どもと海外旅行に行きたいと思いつつも、『何を持って行っていいか分からない!』という方に役立てていただけたら幸いです。

我が家の救急セットリスト
救急セットリスト
*創傷被覆剤(キズパワーパッド・ハイドロコロイド素材・バンドエイド等)

*ガーゼ

*テープ

*包帯

*小型ハサミ

*綿棒

*ピンセットor毛抜き

*爪切り

*体温計

*ビニール手袋

*ビニール袋

*アルコールジェル

*薬

*服薬ゼリー

*かゆみ止め・化膿止めクリーム

*ワセリン

*虫除けスプレー

*スポーツドリンク粉末

*ポイズンリムーバー

*三角巾

*手ぬぐい

*テーピング

*マスク

*瞬間冷却材

救急セットの内容を詳しく説明したいと思います。

創傷被覆剤(キズパワーパッド、ハイドロコロイド素材、バンドエイド等)・ガーゼ・テープ・包帯・小型ハサミ・綿棒

子どもの擦り傷は日常茶飯事。すぐに応急処置できるセットを用意しておくと慌てずに済みます。ガーゼで対応できない出血の時は、清潔なナプキンも止血に使えるので、一つ救急セットに入れておいても良いです。

傷には、消毒してバンドエイド・ガーゼを直接貼ると思われる方が多いかもしれませんが、実はこの方法だと傷の回復を遅くし、痕が残りやすくなってしまいます。現在の医療現場では、浅い傷に関しては『消毒液は使わない・傷は乾かさない』というのがスタンダードな治療法です。消毒液は、バイ菌も殺しますが正常な細胞も殺してしまいます。またガーゼを貼ることによって、傷口を直すために出てくる浸出液を吸いとってしまい、剥がすときにもガーゼが傷口に張りついてしまい良くありません。市販のキズパワーパッドやハイドロコロイドなどの絆創膏を貼って、傷口を湿潤環境に保つことで、回復を早めます。人間の自然治癒力はすごいですね!

傷を消毒しない&乾かさない理由・手当ての方法【小児科医監修】

一番大切なのは、流水による洗浄です。海外だと場所によっては、水道水が衛生的でない場合もあるので、ペットボトルの水でも構いません。

↓こちらの絆創膏は、傷口の大きさによってカットできるのでコスパも良くおすすめです。

子どもや肌が弱い人は、かぶれる可能性があるため、様子を見ながら使用してください。ぬるま湯でふやかしながら剥がすと痛みが少なく剥がせます。

ただし、深い傷・汚れのひどい傷・出血が止まらない・動物に噛まれた等の場合は、すぐに病院へ。

また、傷口周囲が赤い・痛い・熱を持っているなどの症状がある場合は、傷が感染している可能性があるため、処置を中止し病院に受診して下さい。

ピンセットor毛抜き、爪切り

ピンセットは、細かいトゲが刺さったとき。爪切りは、爪が折れたり割れたときに。

ビクトリノックスのマルチツールは、ナイフ・ハサミ・マイナスドライバー・ピンセット・小型やすり・爪楊枝・キーリングと多機能でおすすめ。ナイフが含まれているため、機内持ち込みは禁止されており、手荷物検査所で没収されるので要注意。

ビニール手袋・ビニール袋・アルコールジェル

ビニール手袋は、傷口の処置をする際や嘔吐物を片付けるときに使います。ビニール袋は、ゴミ袋や嘔吐袋に。他にも氷をいれて手ぬぐいやタオルで巻けば氷嚢としても使えます。アルコールジェルは、水道がない場所でも手指を消毒でき、すぐに乾くため便利です。

薬・服用ゼリー

薬は各家庭によって様々だと思いますが、私たちは漢方薬(葛根湯・五苓散・小建中湯)と子どもでも服用できる解熱鎮痛薬(カロナール)を日本から持参しました。葛根湯は、風邪の引き始めに、五苓散・小建中湯は胃腸炎に。漢方薬は大人用です。一応解熱鎮痛薬は持っていますが、発熱は身体がウィルスや細菌と戦って出ているため、我が家は基本的に解熱剤は使いません。発熱以外の子どもの様子(機嫌・食欲・呼吸状態・発疹・排尿排便など)をよく観察することも大切だと思います。

念のため服用ゼリーも日本で購入してきました。

かゆみ止め&化膿止めクリーム・ワセリン・虫除けスプレー

かゆみ止め・化膿止めクリーム、他にもムヒ・虫除けスプレー・ワセリンを持参しました。ステロイド入りのクリームは、基本的には使いませんが、長男が蜂に刺された時に使用しました。ワセリンは、普段の保湿に使えるだけでなく、日焼けしたあとの肌のお手入れやリップクリーム、擦れる場所に塗ったりと多用でき、子どもにも使えるのでおすすめです。

海外には蚊の媒介により感染するマラリア・ジカ熱・デング熱等があるため、蚊に刺されない対策が大切になります。メキシコで子どもにも使えるディート入りの虫除けクリームを別途購入し、使っています。

※ディートとは、虫除け剤で最も一般的に使用される成分。

スポーツドリンク粉末

海外だと国によっては、衛生的でない場所があり、下痢(感染性腸炎)になる可能性があります。食事が取れない時や熱中症予防に、パウダー状のスポーツドリンクを持っていくと、旅先ですぐに作れるのでおすすめです。メキシコで私と息子たちが下痢になり、すぐに作れて大変便利でした。

海外でかかりやすい病気について

手元にない場合は、どこの国でも手に入る材料で簡単に手作りできます。レシピはこちら↓

もしもの時に〜経口補水液の作り方〜

ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーとは、虫に刺されたりヘビに噛まれた時に患部から毒素を吸い出す器具のこと。カナダ滞在中、ホスト先の庭で長男が裸足で遊んでいたときのこと。芝生にいた蜂を踏んでしまい、刺されてしまいました。しかも、皮膚には刺された毒袋が!すぐに取り払い、ポイズンリムーバーで毒を抜いたため、腫れも軽度で済み大変助かりました。

↓とても分かりやすいので、一読しておくと良いと思います。

1分で理解できる!ハチに刺された時の応急処置

一個買っておけば繰り返し洗って使えるし、旅先以外にも登山やキャンプにも使えます。とっさに毒を出そうと思っても手では不衛生ですし、効率的に毒を出すのは難しいため一つ持っておくと良いと思います。我が家で使っているソーヤー エクストラクターのポイズンリムーバーは、吸引カップが透明で4種類付いているので、患部に応じて使い分けができ、毒が吸い出せたかしっかり確認できるためおすすめです。実はもう一つドクターヘッセルのポイズンリムーバーも持っているのですが、断然ソーヤーの方が使い勝手が良いです。

三角巾・手ぬぐい・テーピング

三角巾は、骨折部の固定・圧迫止血・包帯代わりに使えます。手ぬぐいも同様の使い方ができます。手ぬぐいは、他にもタオル代わり、濡らして熱中症予防に首にかけたり、口を覆って即席のマスクとしても使えます。速乾でかさばらないので数枚旅先に持っていくと重宝します。テーピングも多用できるので持っておくと良いです。骨折部の固定は、あくまでもすぐに病院に受診できない場合の応急処置です。

手ぬぐいの活用方法

子どもは、三角巾だと大きいですが
手ぬぐいで代用できます
その他

手で叩くだけで冷たくなる瞬間冷却材も持って行きました(ダイソーで購入)。すぐに使えますが、持続時間が1時間程と短いので、必要に応じて購入してみて下さい。救急セットを入れるケースについてですが、濡れても大丈夫なように防水、かばんの中でもすぐに見つかるように目立つ色を選ぶと良いと思います。

最後に、起きてほしくはありませんが、救急蘇生法(日本医師会)の手順についてリンクを貼るので見てみてください。子どもと一緒にやってみると良いと思います。

子どもの一時救命処置の手順

成人の一時救命処置の手順

いかがでしたか?ご家庭に合わせて、必要なものを揃えてもらえたらと思います。救急セットは用意すればそれで安心というわけではなく、使い方や応急処置の仕方、かかりやすい感染症について知っておくことがとても大切です。心配な場合は、自己判断せず病院に受診することをおすすめします。以上我が家の救急セットリストでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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