過酷!雨季のジャングル暮らし

我が家が滞在したエコビレッジは、Tulumの街から30分離れたジャングルにあります。訪れた時期は、雨季真っ最中。今回は、雨季のジャングル暮らしについてお伝えしようと思います。

雨季のジャングル

ジャングルに暮らし始めて、とにかく一番キツいと感じたのはやはり蚊!ジャングル暮らしは、虫との共存は避けては通れない(笑)しかも刺す力が強いので痒いうえに痛い。特に朝や夕方は大量に発生するため、虫除けスプレーを使っていても気付いたら刺されている…。寝る前に蚊を全部殺してから寝るのが我が家の習慣になっていました。

しかし村人やヒッピーたちは、とにかく気にしない・自然体。そして裸足・薄着がデフォルト。木々が生い茂るジャングルの中で、上半身裸でマチェテ(中米で現地人が使う大型ナイフ)を使い、バッサバッサと木を切り倒していく。背中を見ると異常な数の刺され痕、がそんなことは気にも留めず。

他にも、道端で毒を持つタランチュラに遭遇したり、共同キッチンにサソリが出没したり、雨の降る夜に目の前を通る大蛇に息を潜めたり、いつも遊んでるセノーテにはワニが住んでいたり…すべてが未体験、今までの常識が崩れていく。

日本だと、タランチュラ・サソリと言うと『毒がある・怖い・危ない』イメージが強いですが、どちらも元々性格が大人しく、相手から攻撃してくることは少ないと村人のメキシコ人Conradから聞かされる。

共同キッチンの天井にサソリ出没!

タランチュラが大人しいと聞き、早速手に乗せる夫!『フレンドリーだったよ♪』と、その感覚、一生理解できないと思うww

好奇心おじさん〜w

日々過ごす中で、 蚊に刺されても掻かなければ30分程で痒みが引くこと、タランチュラ・サソリ・蛇も相手から攻撃してくることはまずないこと、ここにいるワニは魚を食べるので人間を襲うことはないことを知ったり…村人は恐れたり、排除することなく、そこにいる全てのものを受け入れ共存していました。

素手でサソリを掴むスロベニア人

『毒がある=怖い』とやみくもに恐れるのではなく、毒がある生き物との距離感や接し方を学んだり、対処法を知れば過度に恐れる必要はないのだと感じました。

アリの大群がゴキブリを食い尽くす!

エコビレッジのトイレは、コンポスト式!用を足したらおが屑を入れる作りになっていて、日本で言うぼっとん便所。堆肥として使用するまで排泄物を溜めていきます。便槽にゴキブリがいることが多く、最初は用を足すたびにビビっていた私。次男もジャングルに来た当初は怖がって、うんちができず何日も我慢してしまったことがありました。過ごすうちに数匹(一桁)なら許容できるようになり、親子共にだいぶメンタルを鍛えられた気がします(笑)人間適応するものですねwwそもそもゴキブリが怖いと言うのも植え付けられた思い込み(気持ち悪いけど)。毒もないし、攻撃してこないことを考えたら恐れる必要はないのかもしれませんが…まだその境地には達していません(笑)

ある日のこと、トイレへ行くとアリの大群が床を這いずり回っている。見てみると、アリが大量のゴキブリを食い尽くしている!ひぃ〜!!さすがにその光景には凍りつきました…。私が見た時はまだ序の口、夫が見に行ったら惨状になっていました(泣)あまりのゴキブリの数に、私はこの後、足を踏み入れられず。

実際の様子は動画で!8分過ぎから(※ 閲覧注意!!)

村人に聞いてみると、1年に数回アリの大群がやってきて、虫を退治し綺麗にしてくれるんだとか。そのままにしておけば、勝手にアリは去っていくよと。半日ほど経ってから見に行くと、アリはすべて消え去りゴキブリの残骸だけが残され、それ以降は、ゴキブリを見ることが激減しました。衝撃的な出来事でしたが、自然界のサイクルを垣間見た瞬間でした。

カビが大発生!

もう一つ、雨季のジャングルで大変だったことは…『カビ!』連日の雨に加え、木々が湿気を含み、常時ジメジメしていたため、服・靴・鞄・帽子・キャンパーの壁までありとあらゆる物がカビました。洗濯物も乾かないため、街のランドリーへ行くのが週末のルーティン。メキシコは、ランドリーが安いので本当に助かりました。

自然の中で過ごす大変さを痛感する反面、癒してくれたのもやはり自然。セノーテに入っているときは、自然に抱かれているような包み込まれているような不思議な癒やしのパワーを感じました。

11月上旬、水表面の濁りが消え、底部が透けて見えるほど美しいブルーに変化。

夜のセノーテもまた最高でした。時々テマスカル(メキシコ式サウナ)をすることがあり、クールダウンしに入るセノーテと言ったら言葉にならないほど気持ち良い。星空を見ながら入ったセノーテは、今も脳裏に焼き付いています。

メキシコ式サウナ

息子たちは日課のように毎日セノーテに入り、他の子に刺激されてだいぶ泳ぎが上手くなりました。我が子ながらセノーテで泳ぎを覚えたなんて羨ましい限り。

セノーテ脇で突然始まる音楽セッション♪

次回に続く。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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1 個のコメント

  • 当方には、アリの大群、サソリ、大蛇、ワニ、いずれも近くで見たりましてや
    慣れる日が来るとは思えません
    よく頑張って滞在したと感心しています
    珍しい食材、大人数分の用意すごい!
    セノーテで覚えた泳ぎ、子供たちはこれからずーっと
    しっかり記憶に残るでしょう
    何があるのかワクワク、ドキドキ楽しい旅を、、、

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