Temazcal(テマスカル)〜メキシコの伝統儀式初体験〜

再びやって来ました〜!大好きな街・San Cristóbal de Las Casas(サン・クリストバル・デ・ラス・カサス)!!通称サンクリ。前回この街を訪れたのは、2020年1月。居心地よく3週間ほど滞在しました。名前も知らなかったサンクリが今ではメキシコで住みたい街No.1の大好きな場所になりました。

その時の記事はこちら↓

メキシコで住みたい街No.1 サン・クリストバル・デ・ラス・カサス

2020年2月29日
サンクリの憩いの広場

サンクリ到着初日、行こうとしていたキャンプ場が高さ制限で入れず、どうしようかと右往左往していたところ、たまたま通りがかったメキシコ人が声を掛けてくれました。名前はカルロスさん。すぐ近くに住んでいるようで、『キャンプ場探しているなら、うちの前のホステル使えるよ。一度見てみたら?』と。すごく感じが良さそうな人なので、ひとまず見てみようとなり、彼を車に乗せ一緒に行くことにしました。出会いはいつ訪れるか分からないですね!

到着した場所は、サンクリの中心部から少し外れた森の中。下の写真右側に写っているのが、カルロスさんのお家。素敵すぎません?こんな空間憧れる〜♡

家の向かいにあるホステル駐車場に車を置き、日中のみ施設を使わせていただくことに。キッチン・シャワー・Wi-Fi・共有スペースを自由に使えて、1泊200ペソ(約1,000円)。

自由に使えるハンモックスペース

寝る場所はキャンパーですが、寝るだけだし、宿泊費も節約できるのでこういう滞在の仕方もアリですね。下記の写真先頭に停めている車もoverlanderのアメリカ人カップルで、彼らはホステルの作業を数時間手伝ったり、動画制作をすることで、滞在費を無料にしてもらっていました。workawayと似ていますが、彼らは自分たちで交渉したようで、生きる力がすごい。やはり語学力が高く、Web技術があると旅の選択肢が広がるな。

カルロスさんは自宅でTemazcal(テマスカル)をやっていて、ドイツ人の奥さまはヨガの先生。『良かったら、テマスカルに参加してみない?』と誘われ、子どもも参加できるとのことで、家族で参加することにしました。

森の中に佇む素敵なお家
テマスカルとは?
テマスカルは主としてアドベで作られたメキシコインディアンの蒸し風呂小屋。ドーム状のロッジの中で焼き石の周りに座って使用する。焼き石に水をかけて水蒸気を発生させ、それによりリラックス効果を得る。

ユト・アステカ語族の居住域に分布し、トルテカ文明以降に使用されるようになったと見られる。新生児や妊婦の安静・回復のために用いられたほか、寒冷に由来する病気(リウマチ、喘息、消化不良等)の治療などに利用された。一部の地域では宗教的儀式や祭祀の際に穢れを祓うための施設として使用された形跡が残されている。Wikipedia引用

窯の入口は狭く、子宮を模した造りになっており、テマスカル後は新しい自分に生まれ変わることができるとも考えられています!近年、ヨガや瞑想が好きな欧米人に人気が出ているようです。

写真が撮れなかったため、公式サイトより引用しました。

内部はドームのような作り

参加者はメキシコ人や欧米人など15人ほど。中には、ヒッピーらしき人が数名。サウナに入るため、全員水着を着用。皆で火を囲み、ろうそくを一人ずつ灯しながら自己紹介。

写真は公式サイトより

動物の毛皮の上に、ろうそくや薬草・お酒などがお供えされています。

カルロスさんに薬草で身を清めてもらってから窯の内部へ。出会った人がシャーマン(祈祷師)だったとは?ビックリですねww

この方がカルロスさん
写真は公式サイトより
坊主が1人ww
いよいよ窯の内部へ!

中へ入りドアを閉めると、

窯の内部は真っ暗…何も見えません。

全員で輪になり、手を繋ぎ、

その中心で歌うように祈りを唱えるシャーマン。

それに続き大声で復唱する参加者たち。

焼き石に水をかけ、どんどん熱くなっていく窯の内部。

自分自身との対話の時間。瞑想に近いような感じです。

シャーマンが、家族・周りにいてくれる人・大地・空気・火・水・食べ物・地球への感謝の言葉を繰り返していたのも印象的でした。

中には、自分の感情を吐き出す参加者も。

言葉では表現できないスピリチュアルな空間に最初は戸惑いましたが…

私も見よう見まねで大声を出してみる…

周りを気にしてしまう性格ですが、真っ暗だと周りを気にする必要がないので、少しだけ自分自身を解放できた気がします。

窯の内部にいたのは、おそらく1時間ぐらい。終わったあとは、外に出て頭から水をかけてもらいます。大量の汗をかいた後なので、気持ちいい〜!!日本でもサウナ後の水風呂好きな方沢山いますよね。そんな感覚です。ただのサウナと雰囲気は違いますが、古代メキシコの時代を感じられるディープな体験でした。費用はドネーション制のため、お気持ちで200ペソ(約1,000円)お支払いしました。

今回は息子たちも参加したため、サウナの温度をいつもより低めで設定してくれました。が、しかし…サウナに入る前に息子たちは飽きてしまい、サウナには入らずじまい(笑)カルロスさんごめんなさい。機会があったら、次回はもっと熱〜いテマスカルを体験してみたいです。

最後は参加者全員で記念撮影

メキシコ式サウナ・テマスカル。私たちが体験したテマスカルは、伝統的でスピリチュアルな要素が強かったのですが、場所によっては、サウナやマッサージなどしてくれる所もあるようです。サウナ好きの方はもちろん、心身のデトックスをしたい方、ヨガや瞑想が好きな方は、一度行ってみると良いかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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2 件のコメント

  • 不思議な行事に参加しましたね、少し気味が悪いように思いますが、、、
    安全には十分な注意を忘れずにね、2度目のお気に入り”サンクリ″
    緊張感をもって暮らしてください。

    • 確かに写真だけ見ると気味悪く感じますよね(笑)ヨガや瞑想をする欧米人には人気のようです。安全第一で引き続き旅を楽しみたいと思います。いつもありがとうございます!

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