Workawayという制度を使って、Tulumのジャングルにあるエコビレッジで2ヶ月間生活していた我が家。今回はその生活の様子をお伝えしたいと思います。
今回滞在したエコビレッジは、定住している村人の他に現地人ワーカー数人とボランティアワークの旅行者で成り立っていて、私たちは1日3時間・週5日(土日休み)働いていました。働く時間は3時間or5時間の選択制。3時間労働の場合は、宿泊費のみ無料。食費として家族4人1週間1600ペソ(約8,000円)支払っていました。(5時間働くと食費も無料)
テント泊生活3日目、テントからの移動を勧められホストが以前使っていたバスへ。決して快適とは言えませんが…寝られればいいよね(笑)workawayも回数を重ねていくと、多くを期待してはいけないことを学びますw
夫は、テント修繕をはじめガテン系ワーク全般が与えられたタスク。下記写真左は現地で働くマヤ系ワーカーMauloさん。幼少期からこの地で働いているだけあり、猛烈に蚊がいるジャングルの中で黙々と力仕事をする姿は逞しく、57歳とは思えない強靭な体力に夫は驚愕していました。
仕事終了後、セノーテにダイブするのが夫のルーティン(笑)
私に与えられたタスクは、1日1回の食事作り(2時間)+片付け(1時間)。エコビレッジでの食事は、ベジタリアン。肉・魚・牛乳は使えません(卵はOK)。週2〜3回野菜や果物が届くので、その日にある食材でメニューを考え作ります。
ここでエコビレッジでの食事を一部ご紹介します。
この日はDinnerを担当。大豆ミートのドライカレー・ご飯・フムス・野菜盛り合わせ・残り物サラダ。カレー・炒飯・甘酢あんかけなども喜ばれました。出汁が使えなかったので、出汁が効いた日本食を出せなかったのは残念でしたが、お米の炊き上がりを褒められたことは日本人として嬉しかった♪どんな鍋でもお米が炊けるスキルを身に付けておいて良かったなと感じた瞬間♪
料理が完成したら、ホラ貝を吹くのがビレッジの伝統(笑)これがなかなか難しい!
朝は、基本的に大体同じでHOTオートミール・卵料理・フルーツが定番メニュー。クレープ・パンケーキの日もありました。
この日のランチは、トマトパスタ・レンズ豆煮込み・サラダ。常に野菜たっぷりなのが嬉しい♪
この日はロービーガンのアメリカ人Tessaが『ビーガンタコス』を作ってくれました。チーズの代わりにカシューナッツを使用したチーズ風ペーストが濃厚で美味♪他の人が作る料理から学ぶことも沢山あり、自分の料理の幅が広がるのも良いところ。
新しいゲストやボランティアなど、常に人の出入りがあったため、日によっては最高で27人分の食事を作ることも!でもその分1日1回作れば他は作る必要がなく、1日3回料理に当てていた時間を自分の時間として使えたことは良かったです。不安から始まった食事作りでしたが、意外と楽しみながらでき、自信にも繋がり良い経験となりました。
息子たちは、エコビレッジ内にある小さな学校と幼稚園に通い始めました。先生はメキシコ人で基本スペイン語。時間は9〜13時までの4時間。Tulumは、外国人移住者が多く、メキシコの他にもアメリカ・アルゼンチン・ロシア・チェコ・フランス・コロンビアなど多国籍な環境。
幼稚園は、朝の手遊び歌から始まり、外遊び・水遊び・おもちゃ遊び・お絵描きやパン生地をこねたりなど。ランチは手作りで、子どもたちがこねたパンを出してくれる日もありました。
毎日のように登園の時に、『お母さんがいい〜』と泣く次男。大体1時間は私が一緒に付き添いして徐々に慣らしていきました。そんな次男もパン生地をこねるのが好きで、夢中になって取り組んでいたようです。
セノーテが遊び場とは羨ましい限り。
小学校は、10人ほどでクラス分けはなく、6〜10歳前後の子どもが一緒に学びます。アルファベットの練習をしたり、他にも歌・英語・アートクラス、外遊びの時間など。長男は小学校の中で最年少。
学校が終わってからも子ども同士で遊んだり、セノーテで遊んだりと平日はどこへも外出せずエコビレッジで過ごす毎日。仕事も食事も学校もすべて同じ敷地内で完結するってすごいこと。このコロナ禍で、素晴らしい環境に恵まれたことは本当に感謝です。
エコビレッジで出会った国籍はなんと約20カ国!メキシコは、規制が緩くPCR検査なしで入れる国ということもあり、毎日のように世界各国から多彩な経歴の人たちが集まって来ました。音楽・アート・ヨガ・瞑想・伝統儀式に精通している人・オルタナティブスクールの先生など!多言語を話せる人が多く、年単位で旅している人、中には人生のほとんどを旅しながら暮らしている人もいました。世界のどこにいても生きていける力を持った人ばかり。
エコビレッジでは、スキルの交換が自然と行われていて、この日はアルゼンチン人のMaraがヘナタトゥーをしてくれました。ボランティアワークの傍ら、ビーチでヘナタトゥーの仕事もしていて、帰りはほぼ毎日ヒッチハイクで戻ってくるタフな彼女。第二言語者同士ということもあり、とても話しやすかったな。
その他にも、アメリカ人のTessaがヨガやザワークラフトを教えてくれたり、ホストのSandraとドリームキャッチャーを作ってみたりと有意義な時間を過ごさせてもらいました。私はどうしても周りの目を気にしがちだけど、自分の軸をしっかり持っている人がビレッジには多くいました。常識や価値観に囚われず、人生を豊かに、自分らしく生きるヒントを出会った人から教わった気がします。
こんな音楽セッションも日常茶飯事。即興で音を合わせ奏でる。音楽の力は国境を越え、バイブスで共鳴し合い繋がることを目の当たりにしました。私も音楽セッションに魅了され、最近やっていなかったウクレレをまた弾き始めました。
長男も、見よう見まねでセッションにジョイン♪
動画も併せてお楽しみください♪
次回は過酷だった雨季のジャングルについて書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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